有名な元祖アナログ計算機、ケルヴィン男爵さんの積分器

元祖アナログ計算機と言えそうなものはいろいろありますよね。 懐かしいヘンミの計算尺もそのひとつ。私は今でもヘンミの計算尺3本と回転式計算尺1個を持っています。
でもここでは昨日に続きイギリスのケルヴィン男爵さんが考案した積分器を紹介します。(知っている人が山ほどいらっしゃることは承知のうえですが、やはり原点はこれですよね)
アイキャッチ画像は昔、代々木中学校に通っていたころに技術家庭科の齋藤先生が黒板に書いたケルヴィン男爵さん考案の積分器をノートに写してあったものをパワーポイントで必死に描いた図です。
水平に置いた円盤DはVの方向に回るとします。
その円盤の上に垂直に円盤Hが置かれると摩擦でくるくるとWの方向に回ります。(ぜんぜんすべらないものとして考えてください)
水平の円盤Dの回転中心から垂直円盤Hが接している点までの距離をUとします。
そして軸Aを角度dVだけ回転したときのHの回転角をdWとしますと・・・・
R×dW=U×dVです。
dW=1/R×U×dVになりますよね。
W=1/R×∫U×dV
という関係になることがおわかりいただけますでしょうか。
円盤Hがどれだけ回転したかはUをVについて積分したものに比例することになります。
代々木中学にはすこし先輩に少女女優の吉永小百合がいました。私の2番目の兄は吉永小百合の一学年上。すぐ上の兄はちょっと下でしたが初代ジャニーズの4人組は同学年でした。
という芸能人に恵まれた中学でしたから齋藤先生の話をまじめに聴いていたわけではなかったのですが、古い段ボール箱の中から当時の教科書やノートが出てきたので超なつかしさのあまりこの話から始めることにしました。
次回はこういう積分器を電気回路で組むとどうなるかという話にします。

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