日の丸電子計算機じじい– Author –
日の丸電子計算機じじい
昭和30年代に中学を出て就職した通信機器メーカーは日本で唯一の純国産電子計算機メーカーでした。やがて日本でトップシェアとなり、あのIBMを追い抜く勢いでしたが、当時の官僚や政治家が日米交渉で連戦連敗。他のアジアの国々に気前よく技術をプレゼント。
私は最後まで万年ヒラ社員で通したためプログラミングのワザは今でも身についています。
そんな日の丸コンピュータが世界最先端で戦っていたころの思い出技術をぽろぽろとつづっていきたいと思います。
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アナログ
真空管については最近あまり見ませんが、今の半導体みたいに重要な部品でした。
私は8年半前に認知症が進んでしまい、食べ物をノドに詰まらせたり、散歩に出かけて帰り方がわからなくなったり、さんざんでした。これは何んとかしなくちゃと思ったので人に相談したところお医者さんは「もうその歳だからしょうがないよ」とおっしゃる方...日の丸電子計算機じじい -
アナログ
本日は低速型と繰り返し型それぞれのプログラミングをご紹介いたします。 そして最後に低速型と繰り返し型の特徴表をつけておきます。
アナログコンピュータのプログラミングその1日の丸電子計算機じじい -
アナログ
昭和30年代の真空管式アナログコンピュータは大きく分けて低速型と繰り返し型の2種類がありました。
アナログ2タイプ日の丸電子計算機じじい -
アナログ
前回の話で左側に書いた電気振動系をアナログコンピュータでプログラミングするとこうなるという具体的な例をお見せして説明します。
上海日の丸電子計算機じじい -
アナログ
中学生時代を思い出してください。
このブログは昭和30年代に中学生だったかたがたには懐かしい気持ちになっていただき、若い方には「そんな時代もあったのか」と思っていただくことが目的です。 中学生時代にアナログコンピュータを習った人は必ず図のようなバネに錘りをつるして下へ引...日の丸電子計算機じじい -
デジタル
いよいよ汎用アナログコンピュータのお話に進みたいと思います。
このブログを書きはじめた動機はアナログコンピュータのプログラミングの図がブロックのシンボルを線でつないだ絵だからです。(つまりたいていのアナログコンピュータの資料を見ても中身がさっぱりわかりません)でも計算の論理順番を示しているシンボル...日の丸電子計算機じじい -
アナログ
皆さんはプラニメーターをご存知ですか?
プラニメータ日の丸電子計算機じじい -
アナログ
いままでのまとめを書きます。
上から順に「計数器」というのは定数をかけるものです。「加算計数器」は入力側抵抗器を並列に並べて各電圧を抵抗器で割ったものの総和を取るものです。「積分器」と「微分器」については、もっと詳しい話を次回からつづけます。日の丸電子計算機じじい -
アナログ
演算増幅器
昨日までの回路はそのまま計算機に使えません。演算増幅器をかますことで計算機として利用できます。図の回路方程式はΣ[i=1 ⇒n](Ei-Eg/ゲ)/Zi + (Eo-En/ゲ)/Zf =0ゲは演算増幅器の増幅度(増幅のことを「ゲイン」というので頭文字ゲ...日の丸電子計算機じじい -
アナログ
2階微分方程式の話
微分方程式には2階微分方程式というのがあります。一階微分方程式はこんな例の形ですね。y=a・dx/dt+bxCR積分回路の方程式でei(t)=CR・deo(t)/dt + eo(t)yがei(t)でxがeo(t)に扮して計算すれば、この回路を利用すれば一階微分方程式の計算がで...日の丸電子計算機じじい